今日の朝 なにげにNHKを見たら
ブラタモリの再放送をやってました。
地形、地質、遺跡、古地図等と比較しながら
現在の東京の街を歩き
昔の痕跡を現代に見つけて語るみたいな番組です。
地形、地質は仕事としているので当然なのですが
遺跡や古地図は私のツボなんです。
いつかは「ブラクシロ」をやってみたい!
釧路も1600年頃(関ヶ原の戦いの頃)に
松前藩によって「クスリ場所」とされてから
日本史には登場します。
それから町として発達していくのは
明治に入ってからです
その頃の釧路国は今の根室及び足寄の一部を含む範囲でした。
この範囲を探索して
特に1600年から明治時代までの痕跡が見れれば
感動してしまいそうです。
まずは文献調査からですがね。
時間が欲しい〜。
ちょっと一息
道東での強地震発生周期
会社のホームページのブログが
有馬記念で今年を締めくくるのもあれなので会社らしいものを。
今年は長野県北部地震、そして2011年の東北の地震。
卒業論文は地震に関するものだったため
これらの地震での被害には心が痛みます。
私たちが住む道東における
過去50年程の強い地震が発生した年代等は以下の通りです。
2003年 十勝沖
1994年 北海道東方沖
1993年 釧路沖
1982年 浦河沖
1975年 北海道東方沖
1971年 十勝沖
1968年 十勝沖
1961年 釧路沖
1952年 十勝沖
道東付近では1975年の北海道東方沖を除けば
約10年周期で強い地震が発生していることになります。
とすると次の強地震はそろそろ来る?
ただしこれは私の勝手な考えなのであしからず。
でも「備えあれば憂いなし」です。
日頃から防災意識は常に持っておくべきだと思います。
CAD
根室出張で、お昼にコンビニ弁当あきたので
前にもアップしましたが、名物焼き鳥弁当を。
くどいようですが、
「焼き鳥弁当」なんですが豚串です!
さて今週も引き続き根室の現場なのですが
急遽今週後半は十勝へ何日か出張しなければなりません。
いつなるのかは親方次第。
さっき弱気の電話かかってきましたが、まぁがんばってください!
さて、図面作成ソフトCADについてですが、
私はもう昔からjW_CADというソフトを愛用しています。
建築業界ではこのソフトを使っているところが多いのですが、
土木業界はAUTOCADが圧倒的多数です。
ファイル形式の変換は大変です。
しかも現在公共事業の納品は電子納品ですが
このときのCADファイル形式がまた違うし・・
もうややこしくて。
特に色関係がぐっちゃぐちゃ
せめて標準色を使ってくれればと思うのですが・・
私は外国のサイトで「Teigha File Converter」という
変換ソフトを利用しているのですが
なんかいい互換ソフトあった教えて欲しいです。
だれか知りません??
軟弱地盤解析その後
もうかなり昔になりますが
軟弱地盤解析〜対策工検討〜沈下管理までを担当した現場が
今回の出張先近くにあるので見に行ってきました。
法面及び法尻付近に以上なし!!!
道路としての機能も十分果たしていそうです。
しかし
盛土中央付近のカルバート箇所に
明らかに段差解消のために舗装材で擦り付けされていました。
段差がどのくらいだったのか知りたいところです。
縁石を見る限り数cmくらいでしょうか?(完全にひいき目ですが・・)
ここはプレロード工法で軟弱地盤上に
直接カルバートを設置しているので
どうしてもこうなってしまいますよね。
これは当時あまり解析方法が確立されていない(だったような・・)
二次沈下によるものと信じて。
こういうところをみると勉強になるし、
現在の報告書にもかなり反映できますよね。
フライデーされた
一杯飲めない話
一杯飲める地形
山師
むか〜しのことですが、
我々の同業者の一部は「山師」と呼ばれていました。
山 師:御主人!お宅の山の下にこの石炭がころがっていますよ!
御主人:えっ!それがどうかしました?
山 師:念のため、一度お宅の山を歩かせてくださいな。
宝の山かもしれないので!
御主人:まぁそりゃかまわないけど
——そして数日後
山 師:(黒い大きな石を持って参上)
御主人これは良質な石炭ですよ
これは大金持ちになれますよ。
ぜひ投資して採掘しませんか?
と、投資金をもって山師は二度と現われませんでした。
その後正式な国の調査では石炭など山にはありませんでしたとさ。
もってきた石炭は別のところからもってきたのだろうとの事でした。
まぁこれはたとえ話ですが、
「山師」は「やましい」の語源という説があります。
地質屋さんにはご用心を!
ってわけないないない〜
われわれは至って真面目ですのでご安心を!
さて前回の昆布森海岸の次に行ったのは
昆布森海岸より海沿いに西へ約4kmほど行ったところ
すてきな石炭層が大きく2層。
また細かくみると局所的またはレンズ状の炭層が多くみられました。
素敵な露頭です。断層も見られるし、
個人的にはこの露頭を見ながら一杯やれます!
前回の昆布森海岸の地層よりもさらに古い時代に堆積した
天寧層(てんねるそう)と呼ばれる地層です。
礫岩を主体とする地層ですが、他泥岩や砂岩も見られます。
これだけ炭層が露出していたら山師の出番はなさそうですね。
海鶴
昆布森海岸
ご縁がありまして、
炭鉱に関するガイドツアーをやられている
元炭鉱マンの方と地質踏査もどきを
お盆休みを利用して行ってきましたので
その一部を何回かに分けてご報告します〜。
今回は昆布森海岸のご紹介
海蝕崖に露出する雄別層と呼ばれる地層の露頭です。
雄別層は砂岩と泥岩の互層を主体とし、他に礫岩及び凝灰岩の薄層も挟みます。
泥岩と砂岩の互層中には石炭層の薄層が見られます。
本層の石炭層は阿寒方面にかつてあった雄別炭鉱での稼働対象かと思われます。
上の写真の段になっている数10cm間のところが石炭層です。
昆布森での本層は挟在層が多く、あまり良質ではないのかな?
石炭層の上下にある細かい砂利状のものは、
乾湿がくりかえされた事により破砕(スレーキング)された泥岩です。
また泥岩層中にはおそらく二枚貝であろう化石が密集しているところもありました。
写真では白色に点在または密集しているのが貝化石と思われます。
今回はここまで!
さて明日からの出張準備開始〜