むか〜しのことですが、
我々の同業者の一部は「山師」と呼ばれていました。
山 師:御主人!お宅の山の下にこの石炭がころがっていますよ!
御主人:えっ!それがどうかしました?
山 師:念のため、一度お宅の山を歩かせてくださいな。
宝の山かもしれないので!
御主人:まぁそりゃかまわないけど
——そして数日後
山 師:(黒い大きな石を持って参上)
御主人これは良質な石炭ですよ
これは大金持ちになれますよ。
ぜひ投資して採掘しませんか?
と、投資金をもって山師は二度と現われませんでした。
その後正式な国の調査では石炭など山にはありませんでしたとさ。
もってきた石炭は別のところからもってきたのだろうとの事でした。
まぁこれはたとえ話ですが、
「山師」は「やましい」の語源という説があります。
地質屋さんにはご用心を!
ってわけないないない〜
われわれは至って真面目ですのでご安心を!
さて前回の昆布森海岸の次に行ったのは
昆布森海岸より海沿いに西へ約4kmほど行ったところ
すてきな石炭層が大きく2層。
また細かくみると局所的またはレンズ状の炭層が多くみられました。
素敵な露頭です。断層も見られるし、
個人的にはこの露頭を見ながら一杯やれます!

前回の昆布森海岸の地層よりもさらに古い時代に堆積した
天寧層(てんねるそう)と呼ばれる地層です。
礫岩を主体とする地層ですが、他泥岩や砂岩も見られます。
これだけ炭層が露出していたら山師の出番はなさそうですね。
月: 2014年8月
海鶴
昆布森海岸
ご縁がありまして、
炭鉱に関するガイドツアーをやられている
元炭鉱マンの方と地質踏査もどきを
お盆休みを利用して行ってきましたので
その一部を何回かに分けてご報告します〜。
今回は昆布森海岸のご紹介

海蝕崖に露出する雄別層と呼ばれる地層の露頭です。
雄別層は砂岩と泥岩の互層を主体とし、他に礫岩及び凝灰岩の薄層も挟みます。
泥岩と砂岩の互層中には石炭層の薄層が見られます。
本層の石炭層は阿寒方面にかつてあった雄別炭鉱での稼働対象かと思われます。

上の写真の段になっている数10cm間のところが石炭層です。
昆布森での本層は挟在層が多く、あまり良質ではないのかな?
石炭層の上下にある細かい砂利状のものは、
乾湿がくりかえされた事により破砕(スレーキング)された泥岩です。
また泥岩層中にはおそらく二枚貝であろう化石が密集しているところもありました。

写真では白色に点在または密集しているのが貝化石と思われます。
今回はここまで!
さて明日からの出張準備開始〜
